ソウル・釜山市長選与党惨敗! 文在寅大統領絶体絶命

社会・2021-04-08 18:09
ソウル・釜山市長選与党惨敗! 文在寅大統領絶体絶命
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韓国の首都ソウルと第二都市釜山の同時市長選挙で、ムン・ジェイン(文在寅)大統領率いる与党「共に民主党」が惨敗した。主な理由としては、与党のマンションの高騰など不動産政策の失敗と言われているが、実際はムン・ジェイン大統領の4年間の政権への不満が爆発したというところだろう。

マンションの高騰問題ではムン氏が大統領になった2017年当時と比べて80%も値上がりというからひどい。ムン大統領は数多くの手を打ったが、そのことごとくが失敗。それどころか、ムン大統領自身も私邸を不法に購入したのではないかという疑惑がある。

「正義」「公正」をウリにして大統領になったムン氏だけに、韓国国民の失望は深い。他にも与党幹部や官僚や韓国土地住宅公社の職員の腐敗や疑惑が国民の怒りを買っているようだ。

そもそも今回の両市長選挙はソウル・釜山市長のセクハラ問題で辞職という情けないもので、ここらへんも国民が与党に対して怒っている原因でもある。

ムン大統領の支持率は発足当時80%以上あったのに、その後下がり続けており現在は約34%、不支持率は約62%。今回のソウル・釜山市長選は、来年の大統領選の前哨戦でもあったのだが、いまやムン大統領は絶体絶命の状態である。

過去、歴代韓国大統領の末路は、ひどいもので亡命、暗殺、自殺、逮捕など悲惨なものばかり。

ムン大統領の任期はあと1年。2年前の最側近であったタマネギ男チョ・グク(曹國)前法務部長官はいま裁判中だが、このままでは大統領の任期後に、大統領ともども刑務所行きになる確率は極めて高い。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学教養学部非常勤講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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