なぜこうもクズ政治家が絶えないのか
政治・2021-11-10 10:13当て逃げの木下富美子都議が話題だが、他にも参議院静岡選挙区の補欠選挙で、自民党の公認候補を破った山崎真之輔議員は、選挙中「愛妻家」「イクメン」で好感度を上げていたが、実は性欲のはけ口にしていた女性から告発を受けている。
地元広島の県議らに現金を配ったとして、買収などで実刑判決を受けた河井克行元法相を筆頭に、なぜこうもクズ議員が絶えないのか?
これを書いている間にも、東京・北区の自民党区議会議員、榎本一氏が覚せい剤使用の疑いで逮捕されたという報道があった。榎本容疑者は、1999年に初当選というからベテラン議員であり、副議長もやっていたという。
当て逃げの木下富美子都議は、元都民ファーストの会。
買収の河合克行元法相、覚せい剤の榎本一容疑者は自民党。
不倫の山崎真之輔議員は、国民民主党・立憲民主党の推薦を受けて無所属で当選している。
これらを見ても、どうやらクズ議員は党派に関係なく発生するものらしい。
政治家の皆さんは、投票率の低さを嘆き、皆さん選挙に行きましょうというが、こうも政治家のスキャンダルが多いと、投票する気も失せるというもの。
ここで思い出されるのが、英国の元首相ウィンストン・チャーチルの
「選挙に出るヤツなんて、金儲けをしたいか、目立ちたがりか、ろくでなしばかり。まっとうなヤツは選挙になんかでない。
選挙とは、今の世の中の状況で、ろくでなしの中から誰に税金を分配させたら相対的にマシになりそうか、消去法で選ぶ行為のことだ」
という言葉である。
ゴミの中から、使えそうなものを選ぶ。そんなものが選挙だとは思いたくはない。そのためには、各政党が候補者をちゃんと選ぶべきだ。それができないなら、多数の市民がクズ政治家だと思ったときに、いまよりもっとたやすくリコール(解雇請求)できるようなシステムにするべきだろう。政治家の雇い主は我々なのだ。
プロフィール
おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。
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