名古屋市長選から目が離せない!

社会・2021-04-02 14:25
名古屋市長選から目が離せない!
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4月25日に行われる名古屋市長選がおもしろくなりそうだ!

現名古屋市長の河村たかし氏が次の名古屋市長選に立候補する。元国会議員でありマスコミの露出も多く、通常なら河村氏の再選が当たり前のところなのだが……

しかしここ最近の発言、特に河村氏が支援してきた愛知県知事リコール問題では、8割が不正著名など、名古屋市民のみならず多くの人が、河村氏に不信感を抱きだしているようなのだ。

また、対抗馬の横井利明氏は前名古屋市議会議長。自民、公明、立憲民主、国民民主の各党が、党本部推薦を決めており、さらに共産党愛知県委員会も横井氏を自主的に支援するという。

こうなると、はたしてこれまでのように河村氏が勝てるかどうかわからなくなってきた。さらに『愛知100万人リコールの会』の会長で高須クリニック院長として有名な高須克弥氏や、元県議で事務局長の田中孝博氏の関係も、もはや決裂状態。それどころか田中孝博氏は、名古屋市長選への出馬さえ匂わせている。

リコール問題で標的にされた大村愛知県知事は、河村氏が衆議院議員時代に、国会議員年金廃止を訴えていたが、現在はチャッカリもらっていることを指摘して「国民への裏切りだ」「署名偽造事件まで引き起こしたが、コロナ対策では何もやっていない。政治家失格だ」と批判している。

こうなると河村氏は四面楚歌だが、圧倒的に知名度が高い河村氏のほうがいまだ有利という説もある。

ただ、これまでダブルスコアで圧勝してきたほど人気がある河村氏である。もし今回の市長選で河村氏が敗れたとしても、ケロリとして「じゃ、市長はダメだったけど、次に衆院選があるから、国会議員に戻ればいいだけのこと」と、思っているかもしれない。

どちらにせよ、4月25日の名古屋市長選挙で、名古屋市民がどのような判断を下すのか目が離せない。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学教養学部非常勤講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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