地震・疫病・戦争 人間に避けられるのは戦争だけだが
社会・2022-03-17 18:5516日23時36分、福島沖を震源とするマグネチュード7.4の地震が発生。東京でも200万軒超の停電が起こった。今回の地震で11年前の東日本大震災を思い出した人も多いに違いない。
いまヨーロッパでは戦争が起こっており、また新型コロナも収束しきっていない中で起こった地震であった。地震という天災は、台風などとちがって、いつどこで起こるか予想できない。だが日本という島国に住んでいる限り、どこにいてもいつか被災すると思っておいた方がいい。
南海トラフ大地震でいまわかっているのは、70%の確率で30年以内に起こるだろうということだ。その地域は関東から九州南部の太平洋側と広範囲。もしかしたら東京・名古屋・大阪といった大都市が同時に機能しなくなる可能性もある。
30年後というと、中には「あと30年は大丈夫」と思う人もいるらしいが、今日明日起こってもおかしくないのだ。せめて水・食料・懐中電灯などを常に備えておきたいものだ。
今回の地震における停電で、意外と大活躍したのはスマホであったという。一番身近にあって懐中電灯の機能もあり、情報も知ることができ、友人や家族と連絡も取りあえる。いざというときのためにモバイルバッテリーなどを用意しておくといいだろう。
コロナのような疫病は、いつどのような形でまた流行するかわからない。いま安全なウイルスも、突然狂暴なウイルスに変異して大流行するかわからないのが現状だ。
地震・疫病・戦争といった災いで、避けられるのは人災である戦争だけかもしれない。しかし、ロシアの例を出すまでもなく、世界には核兵器をチラつかせるなど、通常では考えられないような侵略行為を行う政治指導者もいるのだ。
地震・疫病・戦争といった災いに対し、できる限りの備えておくことは、少しでも憂いを減らすためにも大切なことであろう。
プロフィール
おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。
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