小池都知事、東京都は広告費を無駄遣いしていませんか?

社会・2021-04-08 15:15
小池都知事、東京都は広告費を無駄遣いしていませんか?
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カンニング竹山氏が東京都の動画制作料金を4億7千万円と誤認発言をし、東京都が発言の訂正と抗議文を送っていた問題だが、東京都が言うには、4.7臆円は、動画制作だけではなくテレビCM等の費用が含まれているもので、動画制作だけだと1800万円だけだという。

この4億7千万の元ネタは地域政党『自由を守る会』代表の上田令子都議が昨年8月22日に自身のブログで「広告費を使いすぎじゃないか?」「そもそも都知事選前に知事をガンガンCMに登場するのは公職選挙法的にどうなの?」などと指摘していたものだ。内訳を知りたい人は上田都議のブログをご覧いただきたい。

確かに昨年の都知事選前に、現職の小池氏がいかにコロナ防止のためとはいえ、CMに出ていたのは筆者自身も「?」であった。そして今回の事件でその内訳を知ったのだが、4億7千万の広告費にも、もっと他に使うことがあるのでは? という思いがある。ちなみに上田都議によると「令和2年末の広告費総額は11.1臆円」であるそうな。

そして小池都政側がいう1800万円の動画だが、これは当時で計8本あり、1本あたりの平均製作費は約225万円。筆者もYouTubeで観たが、とても225万円もかかっているようには見えない。

小池都知事にはギャラは発生しないはずだし、撮影場所も都庁内であろうからお金はかからないはず。むしろ都民は都知事に「都税の無駄遣いをするな!」と怒ってもいいかもしれない。

と、思っていたら、カンニング竹山氏がラジオで「東京都から謝る必要はない」と言ってきたと公表。

おそらく今回の事件における小池知事への反感強まり、イメージが悪くなることを嫌った知事が、抗議取りやめとしたのだろう。だがここのところのフライング連発でちょっと手遅れかもしれない。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学教養学部非常勤講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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