国民の半数以上が中止や再延期を望む五輪ってなんだろう?

社会・2021-04-18 10:23

時事通信の4月の世論調査によると、東京五輪について
「中止する」39.7%
「再延期する」25.7%
「開催する」28.9%
という結果であった。「中止する」「再延期する」という【今年はやらないでいいんじゃない派】が65.6%と過半数を占めた。

15日には自民党の二階俊博幹事長が、新型コロナウイルスの感染状況次第では五輪を「これ以上無理だということだったら、スパッとやめないといけない」と、五輪中止を選択肢にあることを示した。

また二階幹事長は「五輪でたくさん感染病をまん延させたら、何のための五輪か分からない」とも語っている。

国民の3割ほどの人は、【五輪を開催したい派】のようだが、これほど盛り上がりに欠ける五輪はかつてなかっただろう。マスコミは聖火リレーなどでも盛り上げようと躍起になっているように見えるが、聖火リレーを観ても何かさみし気に見えてしまう。

菅義偉首相は、開催に向けた決意を「コロナに打ち勝った証しとしての五輪」とは言っているものの、現在新型コロナワクチンを2回接種できた人は、わずかに68万人程度。一回接種の人でも110万人程度と遅れに遅れていて、開催日の7月23日までにどれくらいの人が接種できるかわからない。これでは「コロナに打ち勝った証し」とは言えそうにない。

ちなみに新型コロナワクチンは全世界でみれば、全人類の約10%が接種しているのに対して、日本はわずかに0.9%だ。

そういえば、新型コロナが流行る以前は「復興五輪」などと言っていたが、ここのところの原発処理水のすったもんだで、処理水だけにせっかくの復興に水を差すことになっている。

予定通りであれば、あと3か月半ほどで五輪がはじまるはずだ。やるとすれば無観客でないとしても、海外客のいない、大声で応援できない五輪になるはずだ。国民の過半数の望まない五輪にはたしてやる意義はあるのだろうか?

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