新型コロナワクチン完成でこの騒ぎは収束するのか?

社会・2020-10-13 12:39
新型コロナワクチン完成でこの騒ぎは収束するのか?
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「東京オリンピックは新型コロナワクチンができないと開催できませんね」とは、先日あるニュース番組で司会者が語っていた言葉。

司会者同様に思っている人も多いことだろう。そもそもワクチン開発というのはおおよそ10年ほどかかる大変な事業で、40年前に世界を震撼させ、多くの研究者がワクチン開発に挑んでいるエイズもいまだにできていないのが現実だ。

ちなみに現在エイズ関連で亡くなる人は年間約100万人、感染者数は約3700万人だから、年間だけでいうとエイズは新型コロナとほぼ同じ人数の方々が現在苦しんでいる病気といえる。しかしまだエイズワクチンはできていない。

新型コロナワクチンは急速に研究開発が進んでいる。ワクチン開発は通常10年以上かかるが、それを1年程度で完成させようとしているのだから、どこかに無理が出るかもしれない。

しかしそれでも、そう遠からずワクチンは完成すると考えられているが、どこまで安全か、どこまで効果があるのかはまだまだよくわからないのが現状だ。

インフルエンザワクチンの場合、接種しても6~7割の人が感染する。インフルエンザワクチンの目的は感染予防ではなく、感染しても無症状化するか重症化を防ぐことにある。

新型コロナの場合、日本だと感染しても8割が軽症、4割は無症状である。重症化や死亡するのはそのほとんどが、もはや寿命と思われる高齢者がほとんど。

だが特効薬がまだない新しい病気ということで人々の不安は強い。また、一目世間体を気にする日本人の性格だと、一人が「もうさほど心配することはない」と思っていても「みんな」が同調しないと、収束は難しい。

新型コロナワクチンが完成したとしてそのワクチンがどれだけ効果があるかはわからないが、「みんな」がこれで安心するとしたら、その時が収束のときなのかも知れない。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学教養学部非常勤講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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