新型コロナ予防はうつ病を助長するか

社会・2020-12-05 15:48
新型コロナ予防はうつ病を助長するか
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10月の1ヵ月だけで自殺者数は2153人、新型コロナによる死亡者数は12月4日現在累計で2178人と、ほぼ一緒。

もちろん自殺の原因すべてが新型コロナに関係しているなどということはない。ただ、自殺者数は、昨年の10月と比べて614人も多いのだ。さらに言えば、自殺はここ10年間ずっと減り続けていた。これらのことを考えると、今年の自殺問題は例年以上に深刻であると言える。

自殺の原因1位は健康問題であり、2位は経済・生活問題となるが、WHOによると自殺する前にはほとんどの人がうつ病をはじめとする精神疾患を患っているという。

つまり自殺を予防するためには、うつ病予防が極めて大事ということになる

ところで、新型コロナ予防のため、友だちとお酒や食事をするのを避け、会話をするのを控え、外出も最低限にしているという人がいるかもしれない。

だが……、これらはすべて新型コロナ予防には有効かもしれないが、うつ病になりやすい行動なのだ。

新型コロナには感染しませんでした。でもうつ病になりましたではシャレにならない。ではどうすればいいのだろう?

うつ病は幸せホルモンと言われるセロトニンという脳内物質が欠乏するとなると言う。セロトニンは朝日が網膜を通して脳で作られ、その15時間後には眠くなる物質が作られる。ということは、朝はサングラスなどつけず、できればウオーキングを、それが難しければ、とにかくカーテンを開けて、朝日をなるべく浴びるようにしてほしい。

うつ病になる人の多くは不眠の症状がでるが、朝日を浴びることで不眠の予防にもなる。

他にも三密を避けるために電話やオンライン飲み会で会話するなども有効。

ちなみに筆者は『GAY 精神科医毒島ヨーコ』(https://bit.ly/3mZeEGH)なる漫画でうつ病予防についても描いているから興味のある人は読んでみてほしい。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学教養学部非常勤講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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