大衆扇動の天才小池百合子の影響力はハンパない

社会・2021-07-07 18:33
大衆扇動の天才小池百合子の影響力はハンパない
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波乱の都議選であった。投開票の一週間前、誰しもが自公圧勝・都民ファ惨敗の予想であった。しかし選挙というものはわからない。

小池百合子知事の緊急入院で、同情票・判官びいき票が小池知事に集まり、小池知事への支持率が選挙数日前に急激にアップした。
このとき小池知事の“過労”が、どこまで本当であったかどうかはわからない。

ただ、都議選直前、五輪直前の入院は、かなりの異常事態であったといえる。

おそらくこのときまで、小池知事は都民ファを見捨てる方向であったことは、まず間違いない。しかし入院、そして退院後、自分と自分の金魚のフンである都民ファの人気がアップしていることを知り、大衆扇動の天才でもある小池知事は、投開票日の前日に電撃的に動いた。

自民惨敗の理由はそれだけではない。菅内閣支持率はコロナ感染者の上下と比例する。現在、感染者は増加中だ。また、五輪の観客を有観客とするか無観客とするか、麻生副総理の小池知事入院への「自分で蒔いた種」という一言が反発を招いた。

実は小池氏と自民党には、都議選中は都民ファの応援“演説”をしないという密約があった。実際、彼女は“演説”などせず都民ファ事務所を回り笑顔を振りまいただけであった。

五輪とコロナの逆風、小池知事の立ち回りによって、自民党は惨敗。

自民党にとって絶対落とせない選挙区である千代田区では、かつて小池知事が追い落とした都議会のドン内田茂氏の娘婿内田直之氏は、サッカー日本代表長友佑都の義弟で、女優平愛梨の弟である平慶翔氏に敗れた。
中野区では圧勝とされていた出井良輔氏が落ち、都民ファ代表の荒木千陽氏が当選した。

どちらも自民が力を入れ、大臣クラスが応援演説に来ていた選挙区である。ここにきて自民党は、女帝小池百合子の影響力と応援”演説”はしないとの約束を、詭弁的方法で裏切ったその非情さに恐れをなしているに違いない。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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