医療崩壊は政府の責任! 政権交代ものの失態だ!

社会・2021-08-06 10:11
医療崩壊は政府の責任! 政権交代ものの失態だ!
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新型コロナウィルスが急速に拡大している。第4波で大阪が医療崩壊したごとく東京もその危険があるという。政府は自宅療養を基本とする方針を打ち出し、高齢者に加え呼吸困難や肺炎の症状がある人も自宅療養となる可能性がある。

医療崩壊は1年半も前から言われ続けていたことであった。しかし政府は何もやらなかった。一年前の今頃政府は何をやっていたか?

GoToキャンペーンに血まなこになっていたのだ。

いかに政府の新型コロナ対策がずさんで、その場しのぎの連続であったことがわかる。

GoToキャンペーンは、新型コロナ禍でダメージを受けた観光業界や飲食業界などに、ダメージ回復をはかる経済政策で、当たり前のことだが、そのような政策は、新型コロナウィルスの感染が収まってから行うものだ。

新型コロナ禍が収まらない中、政府は昨年の12月まで、GoToキャンペーンをやるつもりであった。

もし、1年前、政府が新型コロナ患者用の専門病棟をたくさん作り、医療スタッフの充実を実行していれば、今回のような感染拡大の時でも、政府も国民も慌てずに済んだはずだ。

いま中等症・軽症患者は自宅療養が政府の方針であり、与党野党の政治家たちが、「中等症でも危険な人は入院させるべきだ」と言っているが、入院させようにも、施設や医療従事者がないとどうしようもない。

こんなことは1年以上も前からわかりきったことであったが、与党野党の政治家たちが、新型コロナ専門病棟の新設や、医療従事者の充実を政府に提言しているのをあまり見たことがない。かつて小池都知事が、五輪の選手村を一時的にコロナ専用病棟にという意見もなくはなかったが、すぐに立ち消えになってしまった。というか今現在五輪は絶賛開催中だし。

コロナ禍におけるいまの混乱は、まさに政府の責任といっていい。本来なら政権交代もののはずで、秋に行われる衆院選で答えが出るはずだが……

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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