ロシア兵にとって強姦と略奪は当然の権利

社会・2022-04-07 21:24
ロシア兵にとって強姦と略奪は当然の権利
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ウクライナの民間人虐殺や略奪、強姦が話題になっている。ロシア兵は強姦と略奪は当然の権利と思っているようで、そういった場面を上官が目撃しても、特に注意はしないという。なにより将校自身も強姦や略奪の参加者なのだ。

第二次世界大戦の独ソ戦のとき、ソ連政府は兵士の略奪・強姦を容認した。ベルリンだけで約13万人、全ドイツで少なくとも200万人のドイツ女性が強姦されたという。

ドイツ戦の次は日本である。敗戦し、満州から引き上げるときにソ連は「日ソ中立条約」を事実上破棄。武装解除した日本人にやりたい放題のことをやった。

抵抗する男は射殺し、女は少女だろうが老婆だろうが凌辱の限りを行った。『一九四五年 満州進軍 日ソ戦と毛沢東の戦略』(徐焔著・朱建栄訳:三五館)によると

「彼らは敗戦した日本人に強奪と暴行を振るっただけでなく、同盟国であるはずの中国人に対しても悪事をさんざん働いた。特に強奪と婦女暴行の二つは満州の大衆に深い恐怖感を与えた」

とある。

日本のみならず同盟国である中国人からも略奪強姦を行っていたのである。当然、中国共産党軍(八路軍)は猛抗議をしたが、ソ連軍はまともに取り合わなかった。

後に毛沢東がソ連の満州出兵について「当時のソ連の軍紀は退廃そのものだ」と語っている。6千万の自国民を虐殺した毛沢東があきれるほど、ロシア兵のモラルは低かったのである。

1944年にユーゴ紛争のときも、ソ連兵は数多くの婦女暴行と強奪事件を起こした。これがユーゴスラビア国民の強い反発を招き、ユーゴとソ連の関係決裂になる原因の一つになった。これはアフガンのときも、チェチェンのときも同様である。

今回のウクライナ侵攻においても、略奪や虐殺、強姦はロシア兵の権利であり報酬であり娯楽なのだ。これらはどこの軍隊でも起こりがちであるが、ロシア兵に関しては伝統になっているようだ。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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