韓国コロナのなぜ? とまらない急増!
社会・2021-12-19 18:30世界でも、新型コロナが流行り出した2020年の春頃、日本のマスコミは「日本は韓国の新型コロナ対策を見習うべき」と大絶賛していた。
とにかく大量にPCR検査を行い、感染者を隔離、濃厚接触者を追跡し監視するという方法で、青瓦台(大統領府)のサイトには毎日、検査件数を載せ、「韓国は日本の10倍以上も検査している」と、鼻息も荒かった。
2020年4月に行われた韓国の総選挙では、文在寅大統領率いる与党が圧勝。これは韓国の国民が、文在寅大統領が、新型コロナを抑えつけたと評価したもので、少し前までは「与党はダメだろう」というのが一般の評価であったのにだ。
ところがどうだ? 韓国のコロナ患者は、今年の夏ごろから増えだし、日本が秋から急減したのと対照的に、11月から感染爆発がとまらない。
16日発表の新規感染者は7622人、重症者は989人で再び過去最多となり、ソウル市内の病床使用率は9割となり、もはや医療崩壊といってもいい状況になってしまった。
とかく日本をライバル視する人が多い韓国では、日本の感染者減少について「これは陰謀だ。感染者の数をごまかしているに違いない」という人も多いという。もし陰謀なら、東京五輪前に感染者急増のときにやっていたはずなのだが、とにかく日本に負けたくないのだろう。
韓国の中央日報紙によると「韓国の致命率は1.46%で世界平均より高く、特に英国より4倍以上も高い」と、深刻さを述べている。
昨年、文在寅大統領はコロナ対策で名を挙げたが、現在は「なにをしているんだ」とののしられる始末。そういった意味では、菅総理は運が悪かったのかもしれない。そしてかつて韓国の対策を絶賛したマスコミなどを、鵜呑みにしないことだ。
韓国の感染者急増と日本の急減の、本当の理由は、諸説あるもののまだわからない。日本の急減もまたよくわからないまま。ただ、韓国を含め世界からこの疫病がなくなることをいのるばかりだ。
プロフィール
おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。
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