ロシア側がついてきた嘘を集めてみた

社会・2022-04-23 18:32
ロシア側がついてきた嘘を集めてみた
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「戦争の最初の犠牲者は“真実”である」とは古代ギリシャの言葉だ。よって、ロシア側の情報もウクライナ側の情報もどちらも注意が必要。

ただ、これまでの経過を見ると、ロシア側の情報は信用できないもの、明らかな嘘が多い。これまで、ロシア側がついてきた嘘を集めてみた。

・2月17日、侵攻前、「ロシアはウクライナ侵攻の意図はなく、計画もない」
・2月21日、【平和維持のため】部隊派遣を指示。
・2月24日、侵攻初日、「作戦目標は、ネオナチによるロシア系住民の大量虐殺を防ぎ、人々を保護するため」
・2月25日、「民族主義者や過激派がウクライナの主要都市で複数の重火器を配備している」
・3月4日、サポリージャ原発制圧の理由「テロリストに核武装を行わせないため」
・3月7日、国連から一般住宅への無差別攻撃の追求に対し「ウクライナの過激派が民間人を人間の盾として利用している」
・3月9日、マリウポリの産科小児科病院への空爆について「我々ではない。ウクライナ政府傘下のアゾフ大隊による爆破だ」
・3月11日、ウクライナ国内で米国が生物兵器を開発している。
・3月17日、マリウポリ避難場所の劇場空爆について「劇場を攻撃したことなどない」
・3月30日、「ブチャの大量虐殺の遺体は、ロシア軍が撤退した後に路上に置かれたもの」
・同日、ロシア占領中下のブチャで、 「現地住民は誰一人として暴力行為で苦しんでいない」
・4月19日、ロシアのラブロフ外相、「作戦の目的は、ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国の完全な解放」と主張。

この戦争の特徴は、おそらく初めてスマホで戦場がリアルタイムで公開されていることだ。さらに衛星写真で宇宙から戦場を見ることもできる。これらでロシアの嘘は、たちまち見破られてしまうことになった。

それでも嘘をつき続けなければならないロシアは、むしろみじめだ。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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