日銀は政府の子会社と言った安倍元総理は正しい

社会・2022-05-13 18:47
日銀は政府の子会社と言った安倍元総理は正しい
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安倍元総理が、「1千兆円ある国の借金(国債)の半分は、日銀が買っている。日銀は政府の子会社だ。60年の(返済)満期が来たら借り換えても構わない。心配する必要はない」

これに対して、噛みついたのがマスコミと野党だ。

本来なら、安倍さんの主張はむしろマスコミや野党が、政府に対して言うべき言葉である。だって本当のことなんだもん。もっとも、安倍さんも現役の総理大臣なら、日銀に気を使ってこんな直球的な言葉は使わなかっただろうけど。

だから13日に、鈴木財務大臣は記者会見で

「政府は日銀に対して55%を出資しているが議決権は持っていない。また、法律で金融政策や業務運営の自主性が認められており、日銀は政府がその経営を支配している法人とは言えず、会社法でいう子会社にはあたらない」

と、やんわりと語っている。もっとも日銀総裁と副総裁の任命権は政府にある。

そして政府は、日銀に自主性と独立性を与えた。これは金融政策において親会社である政府の干渉を受けないということだ。

また、安倍元総理の「1千兆円ある国の借金の半分は、日銀が買っている」というのもホントのことで、これはつまり政府の借金は実質500兆円であるということ。

もっと言えば、4月11日の参院決議案で自民党の西田昌司参院議員が「日銀の保有している国債の利払いは、政府に帰って来る仕組み。新たな借金で乗り換えることも可能」と問うと、鈴木財務大臣も財務省もその事実を認めている。

これまで財務省が主張してきた「財政破綻説」がウソであったということだ。

これらは、普段から保証だ減税だと言っているマスコミや野党が主張するべきことなのに、逆に噛みついてくるようでは「無知」あるいは「何でも反対」と言われても仕方がないのではないだろうか。

プロフィール

巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。
2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。

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