菅首相がいよいよおかしくなってきた

政治・2021-05-12 18:34
菅首相がいよいよおかしくなってきた
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5月10日の予算委での、蓮舫議員と菅首相との答弁がまるで噛み合っていなかったことが話題になっている。通しで答弁を聞いてみたが確かにひどい。

蓮舫「三回目の緊急事態宣言を出されるときに、対策を徹底して結果を出したいと思いますと、力強く言われました。でも結果として延期に追い込まれてしまった。その理由はなんだと分析されていますか?」

菅 「人流については減少させることができたと思っています。しかし、大都市においては緊急事態宣言を延長させていただいて、再度飲食を中心にですね、持ち込みを停止するとかで、対策をとらせていただいています」

蓮舫「あの……、ぜひ答えていただきたいと思います。原因をうかがったのに違うことを答えられると……」

と、終始このような答弁であった。菅総理は、言葉をつっかえつっかえしながら、目はうつろ、普段は舌鋒鋭い蓮舫議員も、困ったような憐れむような顔で答弁を続け、「インド、ネパール、パキスタンの3ヵ国を入国禁止にしてください」と、首相に問うたとき、なぜかしばらく菅首相は固まったまま…… 菅首相、いよいよおかしくなってきたのかと思わせる一瞬であった。

国会の答弁で政府がまともに答えないということは普通にある。国会を見ていると、菅首相は自信がある問いには普通に答えるが、都合の悪い質問は途端に目は泳ぎ、言葉がつまり、あさっての答えを語ってしまうようだ。これでは”はぐらかし作戦“とも言えないであろう。

蓮舫「今は救急搬送されにくい人が増えています。五輪指定病院に五輪の選手と一般の日本人が同時に搬送された場合、どちらが優先して運ばれるのですか?」

この問いに対する答えは「現場の医師の判断に任せる」としか言いようがないと思うのだが、菅首相はつっかえつっかえ、まるで関係のない答弁をする始末。

少なくとも菅さんは首相の器ではなさそうだ。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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