【国葬】費用が2.5億円から16.6億円に でもその程度で済むの?

政治・2022-09-10 18:19
【国葬】費用が2.5億円から16.6億円に でもその程度で済むの?
閉じる

安倍元総理の国葬について、ここ数日で国民の多くが「話が違う」「やらなくていいんじゃない?」という空気に変わってきたように感じるのは私だけだろうか? その原因は、元々「2.5億円かかる」と言っていたのが、9月6日に岸田総理が「費用が16.6億円かかる」と発表。国民の多くが「あれ?」と、思ったのではないだろうか?

当初から政府は「2.5億円かかるがこれに警備費は計上されていない」と語っており、その一方で、鈴木財務相は「警察の警備や外務省の要人接遇は通常発生する業務の延長であるから、これまで同様規定予算で対応していく」とも語っていた。つまり「警備費や要人接遇は通常の延長だからお金はかからない」という意味だ。

ところがこれが大嘘だった。

政府が新たに発表した費用にはちゃっかり含まれていて、警備費用約8億円。要人接遇費用約6億円となっている。

当然野党は反発、これまで国葬に賛成していた人たちも「話が違う」となるのは当たり前。これまでも、国葬反対の人たちの理由で一番多かったのが「税金を使うから」であったのだ。

さて、以前言っていた2.5億円が6.6倍の16.6億円となったわけだが、本当にそれで済むのだろうか? 2019年、天皇陛下の「即位の礼」のときの警備費用は「38億円以上」かかっているのだ。

元警視庁警備部で、昭和天皇の葬儀警備を担当した作家の濱嘉之氏は、テレビ番組「サンデージャポン」で、「警備費は44億円が最低」と語った。警察官の超過勤務費や出張手当、食事代などを合算した数字であるらしい。

接遇費も「即位の礼」のときは50億円かかっている。

岸田総理は8月31日の記者会見で、安倍元総理の国葬に、「即位の礼」の2倍以上の参列者約6千人を見込んでいると語った。これらを踏まえて『しんぶん赤旗』は「100憶円以上かかる可能性がある」と発表。

実際に「即位の礼」ほどはかからないとしても、とても16.6億円ではすみそうにない。しかし“当たり”をつけての発表だろうから、20~30憶円くらいかかるのではないかと、私個人は予想している。

ちなみに国葬費16.6億円を発表したとき、松野博一官房長官は「現時点での経費の見込みをお示しいたします」と語り、岸田総理は「今は推定で、仮定の数字を出しているわけですから、本当に確実な数字は、国葬義後に精査したうえでなければ示すことはできない」とのこと。

さて皆さんはどう思われるだろうか? 過去、政府主催ではないが、東京オリンピックのとき「世界一カネのかからない五輪」として招致したものの、実際は「過去最大の経費をかけた五輪」になったということもある。

国葬費16.6億円を信じるも信じないもあなた次第。国葬は9月27日に行われる予定だ。

プロフィール

巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。
2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。

関連記事
関連タグ
政治新着記事