被害者急増が危惧される韓国の人気グループ・ＢＴＳを騙ったおいし過ぎるビジネス

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１５日に上場直後、一時はストップ高となった韓国の男性ヒップホップグループ「ＢＴＳ（防弾少年団）」の所属事務所「ビッグヒットエンターテインメント」（ソウル市）の株価だが、以後、大幅下落を続けている。

韓国取引所に上場した１５日には投資家が殺到して相場が過熱し、株価は一時１株当たり３５万１０００ウォン（約３万２０００円）まで高騰。

ところが、その後は値下がりを続け、１９日は前週末終値比５．７％安の１８万９０００ウォンとほぼ半値に下落して取引を終了した。

もともと株式の公募価格は１３万５０００ウォン。そのため、「適正価格」に近づいているとの見方がある一方、機関投資家が近く保有株を放出する可能性もあり、株価は当面低迷を続けるとの観測が出ているという。

「事務所の利益の９割がＢＴＳで、過度に依存している点や、ＢＴＳの最年長メンバーが兵役義務に就く時期が近づいていることが、株価に影響を及ぼしているとの見方も。株を買いあさった日本のファンもいるようだが、株を知らない人だと早くも大きな損失が出てしまっているのでは」（経済誌記者）

そして、今後、業界関係者が気を付けなければならないのが、ＢＴＳを騙ったおいし過ぎるビジネスだというのだ。

「かつて、ペ・ヨンジュンらの韓流スターが大ブームを巻き起こしたころ、横行したのは『俺が代理人だ』と名乗り、韓流スターの名前を騙ってのビジネスを持ち掛けす詐欺。ビジネスに巨額の投資をさせておいてそのまま韓国に帰ってしまうパターンで、韓国に帰られると訴訟なども面倒なので泣き寝入りしてしまう人が続出した。今後はＢＴＳのみならず、メンバーの代理人を名乗る人物に遭遇したら要注意」（韓国の芸能界に詳しいジャーナリスト）

華やかな韓国の芸能界だが、周囲には人をだましてでも一獲千金を狙った有象無象が跋扈しているようだ。