LINEをやるやらない人、面倒くさい人と思われているかも

エンタメ・2023-02-01 18:54
LINEをやるやらない人、面倒くさい人と思われているかも
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さっき久しぶりにEメールで友人と連絡を取り合った。仕事でのEメールではなく、ささいな連絡であり、正直少し面倒くさかった。

ある調査によると、いまや友人との連絡は98%がLINE。
ツイッターのダイレクトメッセージが41%だという。

これが何を表しているかというと、LINEやツイッターで連絡を取れない人は「面倒くさい奴」ということで、外される傾向があるということだ。

知り合いに何人かそういう人がいて、ただ本人はそれに気が付いていない。

昔、携帯電話が普及しだしたとき、「公衆電話でじゅうぶん」といって抵抗していた人とかもそうだった。

これが友人同士の間ならいいが、いまや仕事もからんでくる。ある管理職が仕事グループをLINEで作っていて、何人かのおじさん部下は、LINEを頼んでもやってくれない。
そのためその管理職は、そのおじさん部下のために、いちいちEメールを送っているのだそうな。
そのため連絡が遅くなる。返信も遅いとぼやいていた。

その一方、子ども達の間では、LINEグループの間でのいじめ問題もあるという。これはこれでやっかいだ。

2000年代はじめのころ「仕事の連絡はメールではなく連絡はファックスで」という人がいた。情報漏洩やハッキングを恐れてのことではなく、たんにこの人がEメールについていけないだけであった。
この人はある企業の管理職だったが、部下はさぞかし迷惑だったことだろう。

ファックスの普及は90年代前後からであり、最初は実に画期的なものだったが、約10年で時代遅れになったのだ。

また、LINEなどインターネットツールに関しては、セキュリティの問題があるから使いたくないという人もいる。
これはネットに限らずファックスだろうが郵便だろうが犯罪者がその気になれば完全な安全対策などないのだ。
他にもLINEは韓国資本だから信用できないという人もいる。

LINEなどSNSをやるやらないは、あくまで本人の自由。誰からも責められるようなことではない。

それとアナタが「LINE教えて」と言って相手が「私LINEやってないんです」と言われ、実は相手の人の本音は「本当はやっているけど、アナタとは繋がりたくない」ということかもしれない。

またLINEは既読がつき、返事をするのが面倒だからとか、コミュニケーショントラブルを避けるためにやらないという人もいて、それはそれで一利ある。

繰り返すが、やるやらないは本人の自由だ。

連絡方法など数年で変わる。流行りのSNSも何年かで変わる。

なぜ変わるかというと、より便利になるからだ。たぶん5年後10年後にはLINEやツイッター、インスタグラムも時代遅れになっているのだろう。
そのとき一部の人は「LINEでじゅうぶん」と言い張る人もたくさんいるに違いない。

プロフィール

巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。
2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。

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