大分市議選で自民現職3人が落選 これからどうなる自民党

政治・2021-02-24 18:28
大分市議選で自民現職3人が落選 これからどうなる自民党
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21日に行われた大分市議選で、最大会派の自民党は15人を公認、現職3人が落選した。立憲民主党は公認した3人全員が議席を獲得。社民党も公認・推薦の現職5人が全員当選した。

1月31日に投開票された北九州市議選でも、自民の現職6人落ち22議席あったのが16議席に減っている。

やはり1月31日に行われた千代田区長選では、自公推薦の立候補者が、都民ファーストに負けた。

日本の自民党の市区町村議員数は、無所属議員を除けば公明党、共産党に次いで3位だが、それにしても与党自民党である。地方選挙は衆院選に影響を与える。また国政は地方選挙に影響を与える。

地方選挙における自民党の敗北は、来る衆院選にも大きな影響を与えかねない。ただ……、地方選に悪影響を与えているのは、国政を預かる方の自民党だろう。

後手後手に回るコロナ対策、繰り返される自民党議員による夜の会食、河井杏里氏の議員辞職、森喜朗氏の女性蔑視発言、さらには菅首相の長男接待問題。与党自民党はスキャンダル続きだ。

他にも新型コロナウィルスが日本に入ってきて一年超。新型コロナの感染者数が減ると国民の安心感が増すのか自民党や内閣支持率は上がる傾向があるらしい。緊急事態宣言の延長の中、感染者数はかなり減ってきた。そのせいか自民党支持率はいまのところ安定しており、菅政権支持率も下げ止まり、やや持ち直しているようだ。

ワクチン接種が広がり、経済的先行きが見えるようになると、自民党や内閣支持率も上がってくるのかもしれない。

ただ今年に入ってからの地方選で、自民党が予想外に負けているのが気になってならない。もし緊急宣言解除後に、GoTo再開となり、感染者が増えたりしたら、自民党はかなり厳しいことになるだろう。

今年は地方選が多い。3月は56選挙もあるのだ。はてどうなることやら……

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学教養学部非常勤講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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