与党も野党も関係ない。こんなバカ議員だれが選んだ!?

政治・2022-05-17 18:11
与党も野党も関係ない。こんなバカ議員だれが選んだ!?
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自民党の細田博之衆院議長が「議長になっても毎月もらう歳費(給料)は100万円しかないんですよ。上場会社の社長は1億円は必ずもらうんですよ」

と言って炎上した。公僕の身でありながら「議長のわたしでさえ給料は100万円と少ない」という言葉にもあきれるが、そもそも上場企業の社長の平均年収は5千万弱だ。こんな世間を知らない人が、国家中枢の議長とは。おそらくサラリーマンの平均年収や立ち食いソバの値段も知らないのだろう。

その後、議長公邸で開かれた与野党幹部との懇談で「これまで言いたいことを言ってきたが、議長になっていろいろ注意を頂いたり、迷惑を掛けたりしている」などと陳謝したという。

と、なぜ炎上したのかを理解しておらず、まったく反省していないことがわかる。

ひどいのは自民党のこの人だけではない。

立憲民主党の山下八洲夫元議員が、自民党の国会議員と偽り、新幹線のグリーン席をただ乗りしていた事件が発覚した。10年以上もただ乗りを続けていたらしい。

山本容疑者は、立憲民主党岐阜県連常任顧問であったというから、現職の議員ではないものの、いまでも政治家と呼んでいい人物。

しかも現職の頃はたびたびJRの諸問題について、国会で追及していたというから笑わせる。

さらに山本容疑者は、「国家又ハ公共ニ対シ勲績アル者」に授与すると定められている旭日重光章という勲章まで受賞している人物。晩節を汚すとはこのことだ。

2010年まで現職であり、それからずっと、この詐欺行為を続けてきたと思われる。あのねえ山下さん、あなたを信じて一票を入れた人がたくさんいたんだよ。ほんまにあほなのかと言いたい気分だ。

しかしこんなバカ議員たちを選んだのは、国民である我々だ。与党も野党も関係ない。バカが立候補してきたら見抜いて、しっかりと落とさないと、バカを見るのは国民だということを忘れてはいけない。

プロフィール

巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。
2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。

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