小池百合子の国政復帰はあるのか?
政治・2021-10-05 10:38岸田文雄氏が第100代総理大臣になり、内閣の顔ぶれが一新するかと思えば、麻生氏が副総理、甘利氏が幹事長と、古い自民党色を色濃く残す内閣となった。
一方の野党は立民と共産が組み対抗する模様だが、いまだに共産主義を目指す共産党と組むということで、政権交代を期待する投票者は、いささか行き場所を失った感じだ。
そんなところに小池百合子氏が特別顧問をするが都民ファーストの会が「ファーストの会」として、国政に進出を目指し記者会見を行った。ファーストの会は東京都を中心に数十人の立候補者を立てる予定だという。
今のところ小池百合子氏は「国政に戻る気はない」と再三繰り返している。これは本気なのだろうか?
一説によると、本来小池氏は、二階前幹事長との密約でこの秋の衆院選で自民党に復帰し初の女性総理を目指すはずであったという。一足先に総理の椅子にチャレンジした高市早苗氏や野田聖子氏は、小池氏にとって幸いなことに総理大臣になれなかった。そして密約をしていた二階氏は権力の座から退いた。
二階氏が去ったいま小池氏が自民党から国政に復帰するという可能性は低くなったが、ある意味、二階氏という縛りがなくなったともいえる。さらにこれまで立憲民主党を支持していた連合こと日本労働組合総連合会が、共産党と組んだ立憲民主党に激怒しており、立憲民主党を捨て、ファーストの会支持となるのではないかという噂もある。
もし小池氏出馬となると、自公政権に任せておけない。でも共産党と組む政党に票を入れるのは嫌だという層が、大きくファーストの会に流れると予想できる。
ただし風を読む天才である小池百合子氏のことだ。衆院選のギリギリまで様子を見て、自分に有利とみれば出馬してくるだろう。
もし風が吹かないと読めば、小池氏は出ず、ファーストの会はかつての希望の党のごとく消えていくのではないだろうか?
プロフィール
おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。
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