国をまたぐ大運動会を開催しておきながら県を越えちゃいけないの?

社会・2021-08-02 18:30
国をまたぐ大運動会を開催しておきながら県を越えちゃいけないの?
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8月2日から、東京、沖縄に加え、埼玉、千葉、神奈川、大阪も緊急事態宣言に入った。
また、北海道、石川、兵庫、京都、福岡の5道府県には、まん延防止等重点措置が適用され、期間は、東京と沖縄の宣言の期限も延長され、いずれも8月31日までとなった。

これに関し東京都の小池百合子知事は「都県境を越えないように、テレワークを徹底していただきたい」と呼びかけた。

「県境を越えないように」とか「テレワークの徹底」などなんとも聞き飽きた言葉である。今年のお盆は8月13 ~16日。すでに帰省を決定して新幹線等の切符を購入している人も多いことだろう。
さらに今の日本は、東京オリパラを絶賛開催中。県をまたぐどころか国をまたぐ大運動会をやっておきながら政治家が「スティホーム」などといったところで、説得力ゼロである。「テレワーク」などできる人はすでにやっているのだ。

今年に入ってから、東京などは「緊急事態宣言」や「まん延防止措置」でない日はわずかに28日しかない。国民はその間ずっと我慢の毎日である。

五輪直前から、全国で急速に感染者数が増えてきた。マスコミは金切り声を上げるがごとく危機感を煽るが、データを見る限り、死者数は減ってきている。死者数がもっとも多かったのが、5月28日の228名であったのが、その後徐々に減りだし7月31日は8名である。ただ心配なのは重症者数が増えだしていることだ。死者数は遅れてやってくるから、これからまた増えるかもしれない。

いま死者数が減っているのは、ワクチンのおかげなのか、あるいはいま流行っているというデルタ株の毒性が弱いのかは、専門家の解析を待ちたい。ただ、この死者数が減っているという事実を、マスコミも政治家もほとんど言わない。

今後、感染者数や死者数がどうなるかわからないが、マスコミや政治家を信用する人は減り続けることだろう。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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