無免許都議は反省なし小池都知事はどうする?

政治・2022-02-16 18:10
無免許都議は反省なし小池都知事はどうする?
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都議選中、無免許で男女2人に人身事故を起こし逃走するなど、過去4年に12回の交通違反歴があった木下元都議の判決が出た。人身事故と逃走は不起訴になっていたが、懲役10カ月、執行猶予3年の刑だ。記者会見をみると、しきりに「反省」「後悔」「申し訳ない」という言葉を繰り返していたが、それが本心とは思えなかった。

記者会見では、無免許運転の理由として「(選挙中)まともな判断能力が失われていた」「運転をしてくれるボランティアの人が少なかった」と語っている。今回の判決は【過去4年に12回の交通違反歴】の悪質さも問われているのだ。過去4年間ずっと選挙中だったわけではあるまい。

記者からの「小池都知事から何かお話は?」という質問に対しては

「(辞職してからも)折に触れてご連絡をいただき、アドバイスですとかご助言、ご支援もいただいております」

とのこと。木下元都議のいうことに嘘がなければ、辞職してからも、何度か小池都知事と連絡を取り合い支援もされているそうだ。そのことを語る木下元都議の目はどうだと言わんばかりにキラキラと輝いていた。

11月22日に木下元知事が辞職会見を行ったとき「小池都知事とお話をした。再出発するときには相談に乗るとのお話をいただきました」と、小池都知事が【再出発をするときに相談に乗る】という言葉をもらったと語っている。

この再出発は、ただの再就職等ではなく【政界での再出発】と考えるのが妥当だろう。さて、今後、小池都知事は木下元都議の【政界での再出発】を本当に支援するのだろうか?

案外政界復帰の前に、マスコミがコメンテーターとして彼女を使うかもしれない。「このハゲ~、違うだろ~」という秘書への暴言で政界から去った豊田真由子氏は、あれだけマスコミに叩かれていながら、いまテレビコメンテーターとして人気なのだから。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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