国民民主と都民ファ合流に維新と小池氏はどうする？

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国民民主党と都民ファーストの会が参院選で合流するらしい。国民民主党は玉木雄一郎代表の党、都民ファーストは特別顧問という地位とはいえ実質、小池百合子都知事の党だ。

都民ファは、東京都の地域政党であり、夏の参院選で国政に出ることを目標にしている。ある都民ファの議員によると「都民ファーストの会の都議会議員が、国民民主党に”入党“する形での合流で調整中」とのこと。

国民民主党によると「両党は政党名や小池都知事が、いかに関係していくのかなども調整中、来月、国民民主党の党大会で、正式に発表する」とのこと。

両党の目的は、夏にある参院選で、中道保守の第三極を作ることだという。第三極といえば、衆院選で大勝した日本維新の会だが、松井一郎代表は、これを「野合」「希望の党の復活やろ」と批判している。

そうなのだ。国民民主の玉木代表は、民主党の後継である民進党幹事長代理をやっているときに、民進党が希望の党に合流後、小池百合子都知事と希望の党の共同代表をやり、小池氏が引いた後、希望の党の代表になっている。二人は元々仲良しなのだ。

そして維新が批判をしているとは言っても、維新と国民民主とは昨年11月、「是々非々で連携していく」と明言している。維新と国民民主も仲良しなのだ。ただ、維新と都民ファは、大阪と東京で今のところあまり関係はない。それでも参院選で1議席でも増やすために、国民民主・都民ファ連合と協力することになるのではないか。

“いまのところ”国民民主が都民ファを完全吸収ということではなく、都民ファの中から国政に打って出る候補者を吸収する算段であるらしいが、その中に小池百合子氏は含まれるのか？

岸田政権が参議院選挙で勝てれば、衆議院を解散しない限り3年後の2025年まで国政選挙はない。69歳の小池氏にとって、国政復帰はすぐにでもしたいところだろうが、はたして・・・

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008～2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。