小池百合子とは何者か?

政治・2021-01-06 17:57
小池百合子とは何者か?
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とにかく仲が悪い菅首相と小池百合子都知事だが、年が明けても相変わらず国民そっちのけで、バチリバチリと火花を散らしている。まるで新型コロナ感染拡大はお前のせいだと、責任をなすりつけあっているように見える。

そんな小池百合子氏だが、彼女はアラビア語の通訳からフリーのキャスターとして活躍するようになった変わり種だ。
やがていくつかの政党から立候補の誘いを受ける。小池氏が選んだのは細川護熙氏が率いる『日本新党』であった。

92年の参院選に立候補。小池氏は自分の魅力や美貌をよく知っており、選挙のときは必ずミニスカートで通し当選。

93年には、細川内閣が発足。総務政務次官に就任。異例の出世である。
99年経済企画政務次官。03年環境大臣。04年内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)兼任。06年内閣総理大臣補佐官(国家安全保障問題担当)。07年防衛大臣。10年自民党総務会長と、国政の中心で活躍している。

このころの小池氏は「いつも一番権力のある男の横に立っている」と陰口を叩かれたりしていたものだ。

そして2016年、圧倒的人気によって東京都知事となり、自民を離党、『都民ファーストの会』発足。百合子人気で都民ファーストの会は、都議会第1党の座を自民党から奪う。

翌17年には新政党『希望の党』を結成。民進党との合流が決まり、一時は政権交代、初の女性首相誕生かと思わせる盛り上がりぶりであった。

しかし、ここが彼女のピークであったかもしれない。

民進党との合流においてリベラル系は「排除する」と発言。民進党リベラル系は、仕方なく新たに立憲民主党や国民民主党を結党。

そして小池百合子は日本初の女性首相の座を狙えなくなった。

常に波乱を巻き起こしてきた小池氏だが、今回は政府を相手に揉めることも彼女のパフォーマンスなのであろう。まだまだ彼女の野心は終わっていない。次は何をしでかすのか?

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学教養学部非常勤講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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