白人大国アメリカの終焉とバイデン暗殺はあるか?
政治・2021-01-16 18:01さすがに米国の連邦議会議事堂にトランプ支持者たちが乱入したときは驚いた。銃大国でよく死亡者が5人程度で済んだものだ。
もし乱入者の中に銃武装をしているグループがいたら、その場は戦場のようになっていたかもしれない。
CNNの出口調査によると今回の大統領選の投票率は66.7%、バイデン8.128万票。トランプ7.422万票であった。トランプ票の6千数百万票は白人であったという。また、白人プロテスタント信者のうち72%がトランプに投票であった。
一方、バイデンを当選させたのは白人以外のマイノリティと言われる人種であり、人種は関係なく若者や女性が多かった。
これらのことから、米国の分断が見て取れる。トランプ氏を支持したのは、主に白人層であり、そして今回の選挙は、WASP(ワスプ ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント)はこれまで米国の白人支配層であったが、その支配が終わりつつあることのあらわれと言えよう。
1960年の段階で、米国の白人は89%だったが、2000年になると76%、2018年では67%と、年々米国の白人は減っているのだ。
トランプ大統領への狂信的とも言える支持者は、いま沈みつつある白人大国米国の最後の足掻きかもしれない。
米国にはトランプの熱狂的信者でもあるミリシア(義勇軍)を自称する数多くの極右武装集団が存在している。彼らが武器弾薬を用意し、バイデン大統領就任を妨害しようとたくらんでいるという。
これら極右武装集団が各州の議会に乱入を計画しているとか、最悪はバイデン氏本人やバイデン氏についた共和党議員の暗殺をくわだてているという噂もあるのだ。
いつテロが実行されるかわからない米国だが、その恐怖は大統領就任式が無事に過ぎても終わりそうにない。
プロフィール
おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学教養学部非常勤講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。
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