大老害? 麻生VS二階の最高齢の戦い

政治・2021-01-23 15:52
大老害? 麻生VS二階の最高齢の戦い
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筆者は会社員等の定年制に反対である。人生百年時代に、60歳や65歳で退職を強いられるのはあまりにも早すぎる。また、高齢者とはいえ、実力能力がある人が退職するのはあまりにももったいない。

しかし同時に俗に言う【老害】というのがあるのも事実。

さて、自民党には『青年局』なるものがある。45歳以下の議員たちなので青年というのはいかがなものかというのは、言いっこなしね。その青年局が二階幹事長に「次の衆議院選挙で「73歳定年制」のルールを厳守してほしい」と求めたという。

「73歳定年制」とは、衆議院選挙の比例区で73歳以上の候補者を認めないとするルールである。青年局はそろそろ選挙あるとみての提言だったようだ。

青年局の若手議員としては、おじいちゃん議員がこれ以上居座ってもらっては、我々の【枠】がなくなるというわけ。

ちなみに要求された二階幹事長はオン歳81歳である。若手のホンネとしては「二階幹事長に辞めてほしい」というもの。もっといえば、二階幹事長と犬猿の仲である麻生副総理にも辞めてくださいというもの。

麻生副総理といえば、つい先日「一律10万円? 出さんよ。貧困者や困窮者にも出さないよ。だって後世に借金を増やすだけだから」といって、ツイッターで「後世の借金」がトレンド入りするくらい国民にヒンシュクを買っているのだ。その麻生副総理もオン歳80歳のご老人。二階氏もNHKのインタビューに「ケチつけるな」発言で炎上したばかり。

若手議員としては、日本の政界における二大黒幕・権力者とはいえ、選挙のときに応援に来てくれても困る。むしろ票が流れるとさえ思っているわけだ。

「二階さん麻生さん、あんたらはもう老害なんだから、我々に任せて引退してくれ」

というのが若手議員のホンネなのである。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学教養学部非常勤講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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