【総裁選】岸田VS河野 石破はどうする?

政治・2021-09-07 18:50
【総裁選】岸田VS河野 石破はどうする?
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まさに群雄割拠、混沌している自民党総裁選。情報は錯そうし、予断を許さない状況となっている。

いまのところ議員票では河野太郎氏が多いとされ、党員票は石破茂氏が多いとされている。最初に出馬表明した岸田文雄氏は菅首相退陣で、計算が狂った感がある。

今回注目されるのが、当選3回以下の若手議員で、衆議院議員276人のうち126人、なんと約46%を占める一大勢力になっていることだ。この若手議員たちは安部一強、自民一強と言われた時代に当選した人たちで、選挙で苦戦や修羅場を経験していない。

地盤が弱い若手にとって、派閥よりもいかに次の衆院選で、自分が勝てるかが、気になるところ。「菅さんでは次の選挙は勝てそうにない。では誰を選挙の顔としての総裁に担ぐのか?」が若手議員の票を動かすことになりそうだ。

そこでもSNSなどで発信するなど、若者の人気が高い河野太郎氏が一歩リード。ただ河野太郎の人気は10代20代が多いのだが、自民党の党員は中高年が中心で若者は少ないのが現状。

石破茂氏はいまだ出馬表明をしておらず、河野太郎氏につくのではないかという噂もある。

一方の岸田文雄氏は岸田派、細田派、麻生派のベテラン議員の支持が多そうだ。大穴としては反緊縮財政を表に出している高市早苗氏だが、安倍晋三氏がバックアップするとのこと。岸田・河野・石破氏たちがごちゃごちゃやっていると、ダークホース的に出てくるかもしれない。

あとは野田聖子氏だが、今年4月に夫の文信氏が、週刊新潮を訴えた裁判で、以前、指定暴力団の構成員であったことがわかってしまったいま、20人の推薦人を集めるのは難しいのではないか。

どうやら今度の総裁選は、若手議員といまだに出馬を迷っている石破氏が左右しそうだ。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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