日本って意外に大国！

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日本を小さな国と思っている日本人は多い。しかしそれは日本人が持つ独特の誤解なのだ。

「そんなことはない！」と思っているそこのアナタ。日本という国は、世界で何番目に人口が多い国かご存じですかな？

答えは「10番目」　世界人類の57人に1人が日本人。ちなみにドイツは8300万人で17位。フランス6700万人で22位である。

国土面積は代表的な国日本の国土面積は６０位。世界の国の数が196ヵ国だから決して小さいほうではない。

「でも60位で小さくないと言われても……」とおっしゃる人もいるだろう。しかし領海及び排他的経済水域となると世界6位。これに海の深さ、つまり体積を加えると世界4位の巨大海洋国家となる。

さらに日本は沖縄や小笠原のような亜熱帯から、北海道の亜寒帯までがある世界でもめずらしい国であり、本州は世界で７番目に大きな島でもある。

米軍事力評価機関グローバル・ファイヤーパワーの分析では自衛隊は世界5位の軍事力。

経済力ではアメリカ、中国に次いで世界3位。

かくのごとく人口、亜熱帯から亜寒帯まである国土、水域、軍事力、経済力などなど日本は大きな国なのである。

しかしなぜ日本人が自国を小国と思ってしまうかというと、歴史的に古代よりの先進国である中国を見続け、江戸末期に超大国アメリカに脅され、明治期に超大国の清国やロシア帝国と戦い、昭和になると中華民国やアメリカとの戦争でボロ負けし、戦後はソ連とアメリカに挟まれるなど、日本と日本人は外国というと超大国とばかり戦争をしてきたわけで、どうしても「日本は小さい国」と思い込んだようだ。

しかし現実として日本は小国ではなく大国である。日本人はもう少し自信を持ってもいいのではないだろうか？

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学教養学部非常勤講師。 2008～2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。