クーポン支給経費967億円の無駄遣い

政治・2021-12-01 18:32
クーポン支給経費967億円の無駄遣い
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公明党の公約であった18歳以下への10万円給付をめぐり、最初に5万円の現金給付、残り5万円はクーポンで配るという話になり、そのクーポンの経費が、なんと967億円にのぼることがわかった。

当然、1000億円近くがクーポンの印刷代や人件費、郵送費などに使われるというのだから、国民の多くが「え?」となったのはいうまでもない。

ちなみに最初の現金5万円を銀行に振り込むのに約280億円かかるという。それなら最初の一回目に10万円を一括で振り込めば、280億円ですむということだ。

クーポンにした理由は、昨年の一律10万円給付のとき、貯金に回ったのが約7割で景気浮揚にあまり効果がなかったからというもの。

「アホなの?」というのが正直な感想だ。もしこれが、困窮者救済目的なら18歳以下の子どもがいないけど、困窮している世帯は外れることになる。

いま、コロナ禍であるにも関わらず預金は増加している。当たり前だ。緊急事態宣言だのまん延防止だので、お金を使う機会が激減し、これから先の不安からも預金はしておきたい。

またクーポンで配ったとしても、必要な物資はクーポンで買い、銀行にある預金は引き出されることないままなのは、目に見えている。

しかも困窮している世帯に配るとすれば、貯金している余裕などないから、ほぼ全額使うことも分かっているのにだ。

国民民主党の玉木代表はTwitterで

【0〜18歳に給付する10万円を現金とクーポンで分けて配ることによって生じる追加の事務費900億円があれば、今回の対策に計上されている
○ 学生支援緊急給付金〔675億円〕
○ 住居確保給付金〔100億円〕
これらの予算を倍増できます。より多くの困窮する大学生らを救うことができます。見直すべきです】

と語っているが、このほうがよほど良策だと思うのは筆者だけだろうか?

この問題は、今月6日召集の臨時国会で議論となるそうだが、何にせよ我々の税金である。有効に使ってほしいものだ。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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