夏の甲子園が中止になりそうで早くも浮上した今年のドラフト問題

スポーツ・2020-04-27 17:50

全国高等学校体育連盟(全国高体連)は26日、ウェブ会議で臨時理事会を開き、新型コロナウイルス感染拡大を受け、今夏に開催を予定していた全国高等学校総合体育大会「北関東総体」(=インターハイ、8月10日~24日、群馬など21府県)について、史上初となる中止を全会一致で決定した。

となると、早期に開催するかどうかの決定を迫られることになりそうなのが、同時期に開催が予定されている夏の甲子園(8月10日~25日)だ。

「今春の全国選抜大会は、早々と予定したすべての競技の大会が中止になっていた。そんな中、開催するかどうかを迷っていたのが春の甲子園。無観客での開催も予定されたが、『ほかの競技が中止なのに、甲子園だけ特別扱いするのはおかしい』という声が各方面からあがり、結局中止となった」(スポーツ紙記者)

春の甲子園中止は史上初。このままの流れだと、おそらく、夏の甲子園も中止の判断が妥当と思われるが、そうなると、多大なる影響を受けそうなのが今年のプロ野球各球団ドラフト会議だという。

「春から夏にかけて行われる、大学や社会人の大きな大会もこのままだと中止に。となると、秋以降の大会で判断するしかないが、あまりに材料が少なすぎる。各球団も開幕の大幅な遅れで大減収は確実。ドラフトでの獲得費用につぎ込む余裕はなさそうで、ドラフト会議の中止もありそうだ」(同)

今年はプロ野球史にとって“暗黒の1年”になりそうだ。

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