巨大地震への備え まずは何からやったらいい?
エンタメ・2021-10-08 18:21WADAIJINに「超巨大地震に備えよ」という記事を書いた翌日に、震度5強の地震が首都圏を襲った。筆者はその時、俳優やタレントにアクションの指導をした後、筆者の自宅で生徒たちと食事をしていたのだが、電車が止まっているという情報から、すぐにタクシーを呼んで帰ってもらった。もう少し遅ければ、おそらくタクシーを捕まえるのも難しかったであろう。
震度5強の地震で、重症者3人、けが人29人、鉄道の運転見合わせが相次ぎ帰宅困難者が多く出た。他にも停電や水道管の破裂も相次いだ。今回はこの程度で済んだが、もっと大きな地震が都市を直撃することを想像するとぞっとする。
今回の地震以上の首都直下型や南海トラフの大地震は、遠からず必ず来る。そのことはほとんどの人が自覚していると思うが、auコマース&ライフの「災害への備えに関するアンケート調査」によると、約8割が「防災対策ができていない」という答えであった。災害への備えをしない理由の1位は「何から始めればよいかわからないから」 2位は「お金がかかるから」であった、
被災経験がある人のうち、備えておいて良かったもの1位は「懐中電灯」、備蓄しておけば良かったもの1位は「水」であった。
ネットで地震の備えを、検索するといろいろなものや方法が出てくるが、もし「何から始めればよいかわからないから」「お金がかかるから」という人がいたら、まず懐中電灯と水を用意しておけばどうだろう? 懐中電灯は百均で手に入るし、水も飲料用にミネラルウオーターなら2リットル百円程度のものを1人分6本ほど。トイレ用などなら空になったペットボトルなどに水道水を6本ほど備蓄しておけば、お金はさほどかからない。
災害があったときに、必ずスーパーからなくなるのがトイレットペーパーだから、12ロール入りを2袋ほど蓄えておくだけで安心感がある。
まだ何も備えをしていない人は、これくらいからはじめてはいかがだろうか?
プロフィール
おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。
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