深田恭子さんがなった適応障害ってどんな病気?

エンタメ・2021-05-27 18:02

女優の深田恭子さんが適応障害という病気にかかり活動休止を発表した。深田さんが不調を感じ出したのは昨年の春ごろからというから、もしかしたら原因に新型コロナの流行による職場の変化があるのかもしれない。

新型コロナの流行はエンタメ業界を直撃した。春ごろに一気に仕事が減ったのだ。かなり著名な俳優でも数か月間仕事がまったく無くなったという人さえいる。

舞台や映画ドラマにしても、仕事のやり方が変わった。万が一、誰か1人でも感染すると、その作品やドラマが撮影中止になるため、リハはマスクやフェイス・シールドをし、本番は一発勝負。何度も撮りなおしていると感染の確率が上がるからだ。

さて、深田さんがかかったという適応障害というのはどんな病気なのだろうか? うつ病と似ている病気だが、うつ病の場合原因がハッキリしない場合が多く、慢性的なストレスにさらされてから発症することが多いのに対して、適応障害はストレスにさらされてからすぐに発症する。ゆえにその原因もわかりやすい。

どちらもストレスが原因なのだが、発症適応障害の場合は原因を取り除けば、うつ病に比べると早く治るという。

新型コロナの流行で精神的に不調になる人が急増したというが、そのほとんどが適応障害であるという医師もいるほどだ。

ストレスには運動など気晴らしがいいのだが、昨年、新型コロナ流行しだしたときは、スポーツジムからクラスターが出て使えなくなり、マスクをしながらジョギングをしていても「ウィルスを撒き散らしやがって」と攻撃する人がいた。

芸能界のみならず、仕事の打ち上げをしようにもお店が開いていない。遊びにも行きにくい。新型コロナ現象は、精神を蝕みやすいようにできているのだ。

適応障害やうつ病には休養が一番らしいので、深田さんはじめ不調の皆さんは、決してムリせずゆっくり休んでほしい。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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