枕営業とハニートラップは無くならない
エンタメ・2021-04-18 11:56タレントのマリエ氏と島田紳助氏との「枕営業」が炎上しているらしい。「らしい」というのは、筆者自身がこの手のスキャンダルにほとんど関心がないからだ。
ただ「枕営業」等については、筆者自身出版業界や芸能業界と数十年お付き合いしているので、いろいろな話を聞いてきた
マリエ氏の話は、15年も前のことで、ことの真偽はわからないが、この手の話は芸能界のみならず、いろいろな業界で実際あることなのだ。
最近聞いた話では、いわゆる芸能界は一般化してきて「枕営業」はあまり行われなくなっているが、声優業界は30年ほど感覚が遅れていて、プロデューサーやディレクターが「俺と寝ないと……」と、強要されることがあるのだとか。
いまの女子声優は、ルックス重視でかわいい子ばかり。そんな子を狙ってのことだが、やはり実力の世界でもあるので、2~3本アニメに出て捨てられるそうな。これは男子声優も女性やゲイのプロデューサーに狙われるという。
また逆に、有力なプロデューサーやディレクターが色仕掛けで狙われることもある。これも「枕営業」の一種だろう。これも男女関係なくあるらしい。
他にも美人局(つつもたせ・タレントが有力なプロデューサー、ディレクター、有力タレントと通じて、それをネタに本人や関係者が脅してくること)といったハニートラップもある。
いまの時代、有名タレントや司会者も油断できないというわけだ。相手が有名人や権力者であっても、SNSで「ひどいんです! あの有名人の●●さんに……」と書くだけで炎上。無名のタレントも名前を売ることができる。
筆者の知り合いにもそうやって有名になった女の子がいたが、その後AV女優になり現在は何をしているのかわからない。
いまの時代、枕営業は誘うほうもそれに乗る方もリスクがある、しかし人間に性欲がある限り、無くなることはないだろう。
プロフィール
おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。
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