人はどんな死に方をするのか?

エンタメ・2022-12-10 18:30
人はどんな死に方をするのか?
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世の中の真実として、たった一つわかっていること、それは我々が「いつか死ぬ」ということだ。

どんな大富豪でも聖人君子でも、奇跡を起こして万病を治してきた教祖様でも、人はいつか死ぬ。これだけは間違いない。

現在の死因をみると2021年の場合、「がん(26.5%)」「心疾患(14.9%)」「老衰(10.6%)」が上位3位で、半分以上を占めているそうな。
いま「老衰」が年々増えており、いまや10人に1人が「老衰」で死ぬという。

2021年は143万9856人が死んだ。一日にすると3944人、一分間で2.7人が死んだことになる。

自殺は2万291人、男性は12年連続で減少しているが、女性は2年連続の増加。
女性の自殺が増えているのは、明らかにコロナ禍の影響だろう。
とはいえ、男性のほうが自殺に走りやすく、自殺者は男性のほうが女性より2倍も多い。

では誰かに殺されるのは256人。

日本では他人に殺される人より、自分で自分を殺す人の方が79倍も多いらしい。

交通事故死者数は2839人で過去最少。

2006年から2016年までの11年間で、食べ物を喉につまらせて窒息死した人は、我が国に約5万2千人もいる。
これからお正月を迎えるわけだが、窒息死が1番多いのが1月1日、2番目が1月2日、3番目が1月3日。

原因はもうおわかりであろう、決して人に首を絞められて窒息したわけではない、お餅を食べていて喉に詰まらせたのだ。
65歳以上が7割以上だというから気を付けてほしい。

お風呂での溺死者は年間約1万9000人といわれ、9割以上が高齢者だ。
2018年の「転倒、転落、墜落」の死亡者数はじつに9645人。これは屋外より住宅内で死ぬ人が圧倒的に多い。

どうやら人は外を歩いていて事故にあって死ぬより、室内で事故にあって死ぬ方が何倍も多いようだ。

新型コロナの死亡者は2020年からの累計で5万人を超えているが、この死亡者数はちょっと信用できない。
そのほとんどが80歳以上で、いまだにがんや心疾患でも感染が確認されたら、新型コロナが死因になってしまうからだ。

よってオミクロン株になった現在、純粋に新型コロナで死ぬ人はほとんどいないらしい。
それがわかっているからこそ、死亡者が増えているいま、中国以外ではマスクをしなくなり、日本では全数把握をやめ、インフルエンザ並みにしようとしている。

いまや新型コロナで怖いのは、高齢者の運動不足によって持病が悪くなることや足腰が弱くなることだ。

そもそも日本では、65歳までに男性で約10%、女性は約5.5%が何らかの原因で死ぬ。

いま、健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳であるらしい。
寝たきりになって長生きするよりも、どんな死に方をするにせよ、死ぬまで生きるようにしたいものですね。

プロフィール

巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。
2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。

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