相撲協会に“忖度”しまくって核心を避ける各メディア

スポーツ・2017-12-02 18:01

1日に発表された今年の「新語・流行語大賞」が「インスタ映え」と「忖度」に決定したが、各メディアの過剰な「忖度」が目立つのが、引退した元横綱・日馬富士(33)の平幕・貴ノ岩(27)に対する暴行事件だ。

「各メディアともに、暴行の遠因が貴ノ岩が行きつけの東京・錦糸町の飲み屋での発言であることまでは報じた。ところが、肝心のその発言の内容についてはボカしてしまっているので騒動の核心いつまで立っても明るみに出ないまま」(角界関係者)

日本相撲協会は11月30日に開催した理事会で、「週刊新潮」(新潮社)に対し、抗議文書を送ることを決定。その理由として、「協会の名誉に関わる問題」と説明したが、発売中の同誌の記事こそ、まさに今回の騒動の核心に触れてしまっているというのだ。

「記事によると、貴ノ岩は飲み屋で同席した知人に対して『ナイラはやらない』と宣言したという。『ナイラ』とは『八百長』を意味するモンゴル語。記事では横綱・白鵬らモンゴル人力士がまるで互助会のように星を回し合っていることも報じているが、いまだに八百長は当たり前のように横行していると聞く」(相撲担当記者)

貴ノ岩の師匠はガチンコ力士として知られている貴乃花親方(45)。理事会では事件の徹底究明のために強硬な態度を見せたという貴乃花親方だが、まだまだこの話題は世間をにぎわせることになりそうだ。

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