愛知県知事のリコール署名疑惑がとんでもないことになりそうだ!
社会・2021-02-17 12:14愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)がとんでもないことになりそうだ。美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長らが愛知県選挙管理委員会に提出した署名簿に、約43万5千人分の署名の約83%、約36万2千人分に不正というありえないほど大量の偽造著名があったというのだ。名古屋の広告関連会社が、人材派遣会社を通じて多くのアルバイトを雇い、佐賀市内で署名書き写させていたらしい。
当然、愛知県選管は被疑者不詳のまま警察に告発。大村知事は「民主主義の根幹を揺るがすゆゆしき事態」と語り真相究明を求めており、一方、高須院長も2月12日に高須院長も「何者かが無効な署名を署名簿に紛れ込ませた」として名古屋地検に告発状を提出。
高須院長はメ~テレのインタビューに対して
「不正な署名を書いた人が何千人いるのかはわかりませんが、中に私の熱烈な支持者もいるし、私を陥れようとした人もいるかもしれない」「陰謀だと感じる」とも。
ツイッターでは「こりゃプロの仕事だね。僕たちが愛知県で行っていたリコール運動とは全く異なる組織の仕事のようだ」とつぶやいている。
高須院長をこれまで熱心に応援してきた名古屋市の河村たかし市長はというと「ぼくは被害者だ。怒りを覚える」と語り告発状を出す考えだという。
どうやら約43万5千人分の署名の内、約83%は不正があったのは事実のようだが、いまのところ、だれの指示で行われたのかは、まだ不明のようだ。
そもそもこのリコール運動は、19年に行われた芸術祭で、昭和天皇の写真を燃やす場面がある作品が展示され、高須院長らの団体が芸術祭実行委員会の会長である大村知事を辞めさせようとしておこったもの。
コロナ禍の中、知事と市長、そして高須院長という有名人のモメごとを愛知県民はどう見ているのだろうか?
そして不正著名をリードしたのは誰なのか、まだまだ目が離せない。
プロフィール
おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学教養学部非常勤講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。
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