テレ朝幹部の思惑が外れそうな人気シリーズの映画化

エンタメ・2020-12-18 18:43
テレ朝幹部の思惑が外れそうな人気シリーズの映画化
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女優の沢口靖子(55)が主演するテレビ朝日のドラマ「科捜研の女」の最終回が17日に2時間スペシャルとして放送され、平均世帯視聴率12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。来年にシリーズ初の映画が公開されることも発表された。

京都府警科学捜査研究所の法医研究員・榊マリコ(沢口)ら個性豊かな研究員が、専門技術を駆使して事件の真相解明に挑むシリーズの第20弾で、根強い人気を誇っている。

番組の最後には「重大発表」として、シリーズ初の映画化が発表されたが、世界同時多発不審死事件の謎を追う物語で、マリコがシリーズ史上最難関の敵に立ち向かうという。

「もっと早い段階で映画化されてもおかしくなさそうなものだったが、これまで温めて来たようだ。そろそろ、人気シリーズ『相棒』の劇場版が回を重ねるごとに興行収入がダウンしていしまっているだけに、『科捜研』には大きな期待が寄せられているようだ」(テレビ局関係者)

とはいえ、TBS系「半沢直樹」のように社会現象になったわけでもなく、視聴率20%超えを果たすような人気作品でもなく、視聴者層は年々高齢化している。

「テレ朝は12年に、ドラマ版が好評だった、内野聖陽主演の『臨場』を映画化。ところが、興行収入は7.3億円とコケてしまい、以後、ドラマの続編も放送されていない。『科捜研』もその二の舞いにならなければいいのだが…」(芸能記者)

「科捜研」の製作サイドにとって、映画化は過剰なプレッシャーになりそうだ。

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