孤独死、平均年齢61歳、8割が男性、6~7割が病死

社会・2022-06-28 18:53
孤独死、平均年齢61歳、8割が男性、6~7割が病死
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筆者の友人が、最近『遺品整理』の仕事をはじめたので、何となくそれと関係が深そうな『孤独死』について調べてみて驚いた。なんと孤独死の平均死亡年齢が61歳だというのだ。しかも8割が男性だという。

現在、男性の平均寿命が81歳だから、なんと20歳も早く亡くなっていることになる。男性が多いのは、生涯未婚率(50歳までに一度も結婚経験がない人)は、男性が4人に1人であり、離婚や別居して一人暮らしという男性も多いだろうから、男性が多いのはわかる。

しかし孤独死の平均死亡年齢が61歳というのは、異常のようにも思える。なんでも死因で多いのが、脳や心臓の病気での急死など『病死』が、男性の場合67.8%と7割近くいる。おそらく一人暮らしゆえの不健康な食事や生活習慣などが関係しているのではないだろうか?

孤独死の自殺は男性8.1%、女性13%となっているが、一般の自殺率が1.4%なので。これも異様に多い。「ゆっくりとした自殺」と言われるアルコールの過剰摂取も多そうだ。

死亡から発見までの日数は平均17日。といっても約4割が3日以内に発見される。家賃の遅れ等で不動産管理会社の人や大家が見つける場合が3割弱。中には異臭などから発見されることもあるらしい。

このコロナ禍で人との交流が減っており、発見が遅れるという場合もあるという。家賃や遺産整理、部屋の原状回復費用などが掛かるため、連帯保証人や大家に迷惑をかける場合もあると。そうならないための保険などもあるそうな。

高額な現金を部屋に残したまま亡くなる人も多いらしい。筆者の友人が遺品整理の仕事をはじめてまだ1カ月半程度だが、それでも300万円の現金を発見したことが1回。600万円の現金を発見したことが1回あるそうだ。大金をタンス預金したまま死亡というのも、なんともモノ哀しい気がする。

生涯未婚率は年々上昇しており、これからも孤独死は増えていくことだろう。しかし孤独死の平均死亡年齢が61歳ということは、1人暮らしの人がいかに不健康な生活をしているかという証明かもしれない。一人暮らしの皆様、くれぐれもご用心ご用心。

プロフィール

巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。
2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。

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