無責任なり日本男児! シングルマザーの悲劇

社会・2022-06-24 19:39
無責任なり日本男児! シングルマザーの悲劇
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日本人の夫婦は3組に1組が離婚する。離婚した夫婦に子どもがいた場合、そのほとんどが、母親が引き取って育てる。そして、離婚した父親の8割が、我が子の養育費を払っていない。

つまり離婚した父親の8割が育児放棄をしているクソ野郎ということになる。ちなみにシングルマザーの平均年収はおよそ240万円。この平均年収の中には会社からの給料の他に、児童手当や児童扶養手当など国から受給している手当金も含まれている。

そうなると、実際のところ就労年収は200万円前後になり、その200万円から税金や年金、保険料などを引くと、シングルマザーの手取りは月にして14万円程度。

両親や親族の助けがあったり、実家に戻っていれば家賃等はいらないかも知れないが、そうはいかないシングルマザーも少なくない。

また、離婚時に子どもがまだ小さく、幼稚園や保育園に通っているという場合も多い。そうなると正規雇用は難しく、収入が少ない非正規雇用にならざるを得ない。

つまり、無責任な男たちがシングルマザーという社会的弱者を作っていると言える。

さて、そんなシングルマザーでも新しい恋人ができたり再婚する場合も多い。それ自体は良いことだが、子どもが虐待され殺されてしまうニュースを思い出してほしい。その多くがシングルマザーと同居している恋人や再婚相手なのだ。

もちろん、シングルマザーの恋人や再婚相手の男で、連れ子を虐待するというのは極々少数であろうが、シングルマザーの恋人や再婚相手の虐待は、そうでない場合と比べて爆上がりするのが現実らしい。

橘玲氏の著作「言ってはいけない 残酷すぎる真実 」(新潮新書)によると

・両親とも実親の虐待:0~4歳 0.2人、5~9歳 0.2人、10~16歳 0.3人
・実親と義理親の虐待:0~4歳 15人、5~9歳 5.2人、10~16歳 5人

これはカナダ・ハミルトンの統計らしいのだが、これが本当だとすると、子ども5歳以上は一般家庭の約26倍。子ども5歳未満だと一般家庭の約75倍と、血縁関係にない父親の虐待がケタ違いに多い。

これは自分と血のつながりがない恋人や妻の子どもに、愛情を感じにくくなるという男の遺伝子が関係しているという説もある。

報道などを観ていると、「虐待をする夫(もしくは恋人)を止めると自分も暴力を振るわれるから止められなかった」「虐待を止めると夫(もしくは恋人)から嫌われると思い止められなかった」というものが多い。

しかしどんな理由があるにせよDVや虐待は犯罪であり、やってはいけないことなのだ。

最後に、シングルマザーたちに言いたいことは、生活が困窮したら遠慮なく生活保護などを頼れ。相手がDVや虐待する相手だったらさっさと逃げろ。男たちには、ちゃんと責任をはたせ、女子どもに暴力を振るうのは最低だである。

プロフィール

巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。
2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。

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