教職員の小児性愛者は10人に1人いる?

社会・2021-12-25 19:30
教職員の小児性愛者は10人に1人いる?
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文部科学省によると、わいせつ行為やセクハラで、2020年度に懲戒処分や訓告を受けた公立小中高校などの教師は200人いたと発表した。そのうち児童生徒らが「性暴力・性犯罪」の被害者だったケースは96人。

この96人中5人は懲戒免職ではなく停職にとどまったという。ちなみに、2021年6月までは、わいせつ行為等で懲戒免職になって教師免許が失効した教師でも、3年たてば本人が申請すれば、免許を再交付することになっていたという。

1990年にわいせつ行為で処分された教師は22人だった。この30年で10倍も増えているのだ。

また、2014年から2019年の間に、わいせつ・セクハラ行為で懲戒処分になった教師は1000人以上おり、そのうちの半数以上が教え子に手を出していたことがわかっている。

わいせつ教師が発覚するのは、氷山の一角で被害を受けている子どもたちは、もっとたくさんいることだろう。筆者が以前調べたところでは、被害をうけた児童生徒は、女の子ばかりではなく、男の子も相当に多かった。

またある小学生教師は、被害者の女子児童と「相思相愛の恋愛関係にある」と思い込んでおり、女子児童を車や自宅に連れ込んでいた。

他にもトイレにカメラを仕込んで盗撮する教師、子どもの方から誘惑してきたという先生、子どもが好きだから(この場合の好きは、性の対象という意味)教師になったという者もいた。

なんでも、人口の5%が小児性愛者だという。小児性愛はれっきとした病気で、精神障害に分類される。『性障害専門医療センター』代表の福井裕輝氏によると、少なくとも教育者の10%は小児性愛者であるという。

教師が10人いればそのうち一人は、小児性愛者というのは驚きだが、そういう先生は、罪を犯す前にまず治療に専念してほしいものだ。できれば学校の先生になってほしくないのがホンネだが……

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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