男の酒道VOL.16 ~函館からの何かしら~ 道南方言編

地方・2022-04-19 20:03
男の酒道VOL.16 ~函館からの何かしら~ 道南方言編
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ようやく暖かくなってきました。

まん延防止が解除になり街中に人が戻ると思いきやそんなでも無いです、
しょうがないよね。全然人数減っていないしw
それでも来店して頂いた方々には、楽しんで頂こうと頑張っています。

皆様こんにちは。《男の酒道》執筆者の大野です。
今回は《函館・道南の方言》について書いていこうかと思っています。

日本全国に色々な方言があります。
可愛らしく聞こえる物から怖い人が使う感じの物、のどかで人が良さそうに聞こえる物等本当に多種多様でございます。
さて、北海道弁と呼ばれるものが、まずあります。

有名な所だと、冷たい=しゃっこい、疲れた=こわい、かわいい=めんこい、鍵をする=じょっぴんかう、すごく=なまら、等々有りますが、その中でも函館弁は特に訛ってます。
簡単に言うと《濁点が多い》のと《語尾が変化している》と言う事です。

100年前とかですと函館の経済圏は青森と同じでした。
つまり津軽海峡を挟んで北に函館、南に青森と言う事です。
特に漁業関係は漁をしたものを卸さなければいけない訳ですが、当然需要の大きい所に卸した方が利益があがる訳です。
その中で人の繋がりが生まれ、コミュニケーションを円滑に行うためお互いの言葉をすり合わせる訳です。
結果として初見の方がビックリする《浜言葉》が生まれる訳です。
函館は割と浜言葉が浸透しています。
使わない人は全く使いませんけどねw

それでは浜言葉を少し紹介致しましょう。
わたし=わ、あなた=な、早く=やっと、マジで?=まさがよ~、穴をふさぐ=つっぺかう、大変な状態=わや、だらしのない=ほんずねぇ、ほんの少し=わんずかちょべっと、ひっくり返す=かっぱがす・・・等、色々ありますが、函館人どうしでも《使わねーし!》とか言い合う事も有ったりします。

発音自体も変わってたりしますので年上の方としゃべっていると訳が分からなくなることも多々あります。
ピンクのピの発音がプとピの間の音と言うか炭酸が抜ける時の音と言うか、そっちの方が難しんじゃね?とか思ってしまう発音です。

もし函館に遊びに来た時にこの発音を聴けたらDEEPな函館に触れたと言っても過言ではないでしょうw
まぁ、北海道自体色々な所からの入植地ですので、多分他の地域の方言も混ざって独自進化したのがきっと今の方言なのでしょう。*個人の感想です。

ちなみに先程、凄い=なまら と書きましたが、これは3段階ありまして
【なまら】<【うだで】<【がっつり】となります。
いつの間にやら【がっつり】が日本中で使われてますが、話によると神奈川方面でも使っているとか聞きました。どこかで混ざったんでしょうね。浜言葉ですしw

個人的に好きな言葉は《なんも》です。
この様に使われます。
「〇〇してくれて悪いねぇ~。」
「なんもだよ~。」or「なんもなんも」

北海道の雄大さが表れている会話っぽくて何だか可愛いですw
文面だと伝わりませんが、これにアクセントの違いがプラスされます。
皆様も函館にお越しの際は是非、函館弁を覚えて帰って頂ければと思います。
ちなみに1000ベロ系の飲み方をする人の事を《ほいど》と言います。
身体と人間関係壊すから程々にw お気を付けくださいませ。

本日も素敵なお酒に出会えますように。

監修
Bar ADDICT
〒040-0035 北海道函館市松風町20‐1
ライジングビル2F

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