コロナ禍の遠因は毛沢東にあり⁉
社会・2021-03-07 09:48中国人は「四つ足のものは机とイス以外、空を飛ぶものは飛行機以外何でも食べる」と言われているくらい、あらゆるものを食べる。新型コロナの発生源とされていた武漢市の市場でも、多くの野生動物が売っていたという。
そしてコウモリやハクビシンといった野生動物を食べた人から新型コロナウィルスが感染したのではないかと推測されている。
中国では大昔より多くの野生動物を食べていたが、毛沢東時代に行われた大躍進政策時代に、これまで以上にあらゆる野生動物を食べるようになったという説があるのだ。
大躍進政策の中にコメを食い荒らすスズメを撲滅しようとする政策があった。1955~60年まで、中国では毛沢東の命の元、相当徹底的にスズメ撲滅をやったらしい。
その結果、スズメが食べていた害虫が大繁殖し、大飢饉となり2千万人とも4千万人ともいう人が飢餓で死んだ。このとき人々は生き残るために、食べられるものはこれまで食べなかった種類の野生動物でも何でも食べた。飢饉が去った後でも、あくなき蛋白質へのあこがれと欲求は残った。
毛沢東が起こした飢饉はわずかに60年前。それ以前にも野生動物を食べていたが、より盛んに、ありとあらゆる種類の動物を食べるようになったのは、そんな飢饉を経験してからではないかという説である。
当たり前だが、野生動物を食べるなんてことはどこの食文化でもある。日本だって昔ばなしにタヌキ汁が普通に出てくるし、フランス料理にだってカラスは高級食材だし異国の食文化に文句をいうつもりはない。
ただ2002年に流行ったSARSという新型コロナウィルスも、中国で野生動物を食べた人が感染した説が有力だという。中国では動物保護と感染予防のため野生動物を食べることを禁止決定したというから、これは守ってほしいもの。いまは飢饉の時代じゃないし、また新しい感染症が流行ったらたまったものじゃないし。
プロフィール
おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学教養学部非常勤講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。
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