いま世界で昆虫が激減している! このままでは人類も危ない!
社会・2021-06-26 10:15国際的な大問題となっている環境問題。我々日本人はいまいちピンとこない人が多いのではないだろうか? 小泉環境大臣ですら「プラスチックの原料って石油なんですよね」と言いながら、プラスチックごみを減らすのにほとんど役に立たないレジ袋を有料化してしまうくらいだ。
頭脳がポエムな環境大臣の発言はともかく、たが、現実的はものすごく深刻な問題となっている。その一つが昆虫の絶滅が止まらないということがある。
動物の種類175万種のうち約7割が昆虫だそうな。そのうち41%が絶滅の危機に瀕しており、生物学者のペドロ・カルドーソ氏によると「ほぼすべての昆虫の減少と絶滅には、人の活動が関係している」という。
ほとんどの人は、昆虫の絶滅など我々の生活に関係ないと思っている。ところがそうではない。地球環境とは奇跡的な循環バランスで成り立っている。世界中で鳥類の数が減っているが、それは餌になる昆虫の個体数が減っているからだ。
我々は田畑から多くの食物を得るが、多くの作物は昆虫による受粉媒介が必要なのだ。昆虫の減少は人類の生命や絶滅にも関わってくるといっていい。
昆虫に限らず、地球上の生物の半数以上が絶滅の危機だという。地球では過去、5回、同時期に多種類の生物が同時に絶滅するという【大量絶滅】を経験している。
そしていま、第6回目の大量絶滅の時代に入っているという。
かく言う我々人類も、7万年前に地球上にわずか数千人まで減少という絶滅の危機があった。
生物の種というのは、数十億年前から環境に適応するために進化を繰り返し、生き抜いてきたもので、ひとつの種が絶滅すると、もう二度と現れることはない。
6回目の大量絶滅の時代を迎えている現代、その原因のほとんどが人類だとすれば、我々人類はどう行動すればいいのだろうか?
プロフィール
おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。
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