当て逃げ無免許都議 木下富美子は復活する!

社会・2021-11-23 18:21
当て逃げ無免許都議 木下富美子は復活する!
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ずっと雲隠れをしていた木下富美子氏が、ついについに辞職会見を行った。

「やっぱりこの人は、まったく反省なんかしていないな」というのが筆者の印象。
キツイ質問が来ると、何のアピールか大げさにため息をつき、会見の内容は「わたしは悪うございません」という内容であったからだ。

まず、これまでの報酬3カ月分は、議員活動をしていないので、すべて寄付したとのこと。「お金のために議員活動をやっているわけではない」というアピールをすると、記者からは11月分は、どうするのか? 11月分とは、三度目の召喚状で出席、委員会にも出ようとしたが、他の議員が退席したことをいう。記者からの質問を想定していなかったのか、少しうろたえ、それはこれから考えるとのこと。

これまで辞職しなかったことについては、だれでも憲法上黙秘権があり、だからだまっていた。また法律上議員は辞めなくてもよく、議員の進退は議員が決めると、これまで辞職しなかったことの正当性を強調。

また脅迫状でも来たのだろうか? 85歳になる父親の安全がおびやかされる事態となったから辞職するとのことだった。

ほかに、11月に出席したとき、都議会の公営企業委員会の議員たちが退席してしまったので、自分は7月から仕事を休み続けてきたにもかかわらず「理不尽にも仕事をしたくても仕事をさせてもらえないから」というのも理由の一つであった。このとき担当弁護士は「これはいじめじゃないか」という主張すらあった。

また、前半はこれまで4年間やってきた保護ネコ問題や女性の応援など、仕事自慢に終始した。

かくのごとく木下元都議の謝罪会見は、まったく謝罪になっていなかった。しかし……だ。

この人は数年後、政治家はムリでもタレントとして復活するかもしれない。「このハゲ~!」騒動の豊田真由子元議員も、失言だらけだった杉村太蔵元議員も、いまや売れっ子政治評論家なのだから。

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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