西洋覇権国と戦国武将① 鉄砲&宣教師伝来

エンタメ・2021-01-20 21:33
西洋覇権国と戦国武将① 鉄砲&宣教師伝来
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戦国時代というと、日本国内だけの争いと思いがちだが、近年の研究などで決してそうでもなかったようだ。
明(中国)や朝鮮、東南アジアの海で倭寇という日本人が中心とした海賊が暴れまわり、フィリピンやベトナム、アユタヤ(タイ)などに多くの日本人町があった。
初期の倭寇に関しては、日本人が中心とはいえ、東アジア・東南アジアのいろいろな国の人いたらしい。

1543年、一隻の外国船が現在の鹿児島県にある種子島に漂着する。この船も倭寇の船であった。俗に言う『鉄砲伝来』である。この鉄砲が、日本の戦国時代を大きく塗り替えていくことになる。

その後、ポルトガルの宣教師たちが日本やってくるようになる。当時ポルトガルは、スペインとともに世界を2分する覇権国であった。その覇権国の裏にはバチカン、つまりローマ教皇庁・カトリック教会がいた。バチカンの目的は全世界をキリスト教国にすること。覇権国は領土・バチカンは布教、三者の利害は一致していた。

スペイン・ポルトガルのやりかたはまず宣教師を派遣し、有力者や領民を教化する。次に軍隊や商人がやってきて、植民地にするというものであった。もしキリスト教徒にならない領民がいれば拷問するか、奴隷にする。

インドや東南アジア諸国をほぼ植民地化したポルトガルは、次のターゲットを明国と日本に定め、宣教師を派遣する。ポルトガル人は日本の武将たちが強いことを知り、まず日本国中をキリスト教国化し、日本の兵士を使って民国を征服しようとたくらんだのだ。

宣教師たちは天皇との接触はできなかったが、西国大名を切支丹大名にすることはできた。
さらに一人の革命的戦国大名に接触する。一向宗はじめ仏教諸派と争っていた織田信長その人である。
(つづく)

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学教養学部非常勤講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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