独身男は67歳までに半分が死ぬという現実!

社会・2023-01-19 10:47
独身男は67歳までに半分が死ぬという現実!
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いま日本人の平均寿命は男性81.47歳、女性は87.57歳であるそうな。
そう聞くとほとんどの人は
「自分は平均寿命まで生きるんだ」
と、なんとなく考えてしまうものらしい。

しかしまあ考えてほしい、男性平均寿命が81歳くらいだとすると、約半分が81歳になるまでになくなってしまっているということになる。
もっと言ってしまえば、65歳までに10人に1人が亡くなるそうだ。

それでだ。今回注目しているのが、独身男性の寿命。
独身研究家の荒川和久氏によると、未婚男性の死亡年齢中央値は【67.2歳】であるそうな。
つまりコレ、独身男性は67歳までに約半分が死んじゃうってこと。

いやまて、知り合いに67歳前後で独身男性は何人かいるぞ。
それにしても67歳って早すぎないか?

それに独身男性といっても、家族と一緒に暮らしている人も少なくない。
1人暮らしの独身男性の場合だと【孤独死】ということになるが、孤独死の平均寿命は61歳だという。あまりにも若い。
(※一人暮らしの男性全体の平均死亡年齢ではない。あくまで孤独死の平均。一人暮らしの男性の多くは、病気が重くなれば入院するし、施設に移る人も少なくない)

そして孤独死の8割は男性だ。

いろいろ調べてみるとやはり生活習慣が不規則であったりするらしい。
毎日、大酒飲んでその後、シメでラーメンを食べるような毎日を過ごしていると、そりぁ体も悲鳴をあげるだろう。

さらに一人暮らしだとしたら、体調が悪くても「病院に行きなさい」と注意してくれる人もいない。

独身男性の場合、家事が苦手な人も少なくない。また、なんらかの病気にかかると体を動かすのがおっくうになり、掃除や洗濯、何よりも食生活が乱れてくる。
病気になったうえに、食生活が乱れるとますます体調が悪くなってくる。
体調が悪くなると、友だち付き合いもご近所付き合いも少なくなる。
やがてゴミ出しもしなくなり、部屋が汚部屋化してくるという悪循環だ。

経済的に豊かであればまだいいが、経済的に苦しい場合、これら悪循環に拍車がかかるだろう。

友人に特殊清掃をやっている人がいる。いわゆる孤独死をした人の部屋を掃除する仕事だが、経済的に豊かな場合、多少は部屋がきれいであるらしい。
理由は経済的に豊かであれば、食事を出前などで取るからだという。

現在、男性の生涯独身率は28.3%、生涯独身率は50歳の時点で一度も結婚していない人のことだが、実に3人に1人の男性が独身なのだ。

孤独死の平均が61歳ということは、半数が61歳以下で亡くなっているということでもある。
独身男性は、健康に気を使い人との交流を増やすなど、十分に気を付けてほしい。

プロフィール

巨椋修(おぐらおさむ)
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。
2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。

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