イヌは人間の言葉を理解している?

社会・2021-04-14 18:17
イヌは人間の言葉を理解している?
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犬の情報サイト『INUNABI(いぬなび)』が全国の10~60代の犬の飼い主さん672人に犬が苦手な言葉を調査したところ

【犬が嫌いな言葉ランキング】
1位 お風呂
2位 病院・先生・お医者さん
3位 お散歩
3位 ハウス・ケージ
5位 シャンプー
5位 歯磨き

という結果であったそうな。

犬は人間が話す単語をある程度わかるといわれている。その数およそ300語。なんだ300語と思うなかれ。『海外ドラマはたった350の単語でできている』(Cozy著 西東社)によると、海外ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』全94話の全台詞のうち、約 80%がわずか350語であったというのだ。

もちろん犬と人間とは大脳の違いがあり、どこまで理解できているかは不明だが、人間の会話の内、約80%が350の単語でかわされているとすれば、犬もかなりの部分、人間がしゃべる言葉がわかっているのかもしれない。

犬は約1万5千年前から人間との付き合いがあるようだが、人間と付き合うようになって、他の動物、例えば犬の祖先である狼との違いは「ワンワン」と吠えることや、目に黒目と白目があることがあげられる。

犬は人間とコミュニケーションをとるために吠えるのだ。犬を飼っている人なら、その鳴き声で犬の伝えたいことがわかると思う。また、白目と黒目だが、人間に近いチンパンジーに白目はない。人間は人間同士がアイ・コンタクトをするために白目を持つようになった。

白目と黒目があるのは人間だけと言われるが、犬にもわずかに白目が見えて、その豊かな表情から人間とアイ・コンタクトを取り合っている。

おそらく犬は人間の言葉をかなり理解しているのだろう。犬好きの人も、犬の鳴き声や表情から、気持ちを読み取ることができる。これはもう会話をしているのに等しいのではないだろうか?

プロフィール

おぐらおさむ
作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、社会問題全般に関心が高く、歴史、時代劇、宗教、食文化などをテーマに執筆をしている。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。空手五段。

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